
ウイルスが変えた世界の構造
副島隆彦 and 佐藤優
日本文芸社 / 2020-12-19
この本について
コロナ以降の数年で、「自分は何を信じて世界を見ればいいんだろう」と立ち止まる瞬間が増えました。ニュースは氾濫しているのに、そこから何を拾えばいいか分からない。社会の空気に巻き込まれないための“考える軸”みたいなものを、一度落ち着いて持ち直したい。そんなときに、この本の抜粋を読んだ方が保存している理由がよく分かる気がします。 この本は、壮大な未来予測というよりは、「世界で起きていることをどう解釈していけばいいか」を現実的な視点で手渡してくれる本です。例えば、ハラリとトッドの2つのモデルを並べて語りながら、“何が急激な変化で、何が元々の流れの延長なのか”を冷静に見せてくれる。ミクロの生活感とマクロの政治経済の両方を縫い合わせるように語るスタイルも、ニュースをただ消費していた頭が少し整理されていく感覚があります。リモートワークが成果主義を加速させ、中間管理職の役割が変わっていく話なんかは、まさに日常に直結する部分ですよね。 さらに、「恐怖が利用される構造」や「健康はイデオロギーではないという思い込み」など、コロナ禍で何となく感じていた“空気の正体”を言語化してくれるところが刺さる人は多いはずです。陰謀論に寄りすぎず、かといって善意だけでも語らない。そのバランス感が、この本の現実味を支えています。 社会の変化をただ受け身で眺めるのではなく、自分なりの判断軸を持ちたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
変質する世界 ウィズコロナの経済と社会 (PHP新書)
Voice編集部

コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書)
養老 孟司, ユヴァル・ノア・ハラリ, 福岡 伸一, ブレイディみかこ, ジャレド・ダイアモンド, 角幡 唯介, イアン・ブレマー, 磯野 真穂, 伊藤 隆敏, 大澤 真幸, 荻上 チキ, 鎌田 實, 五味 太郎, 斎藤 環, 坂本 龍一, 東畑 開人, 中島 岳志, 藤原 辰史, 藻谷 浩介, 山本 太郎, 柚木 麻子, and 横尾 忠則

これからの日本の論点2021 日経大予測 (日本経済新聞出版)
日本経済新聞社

BCGが読む経営の論点2022
ボストン コンサルティング グループ

コロナ後の世界 (文春新書)
ジャレド・ダイアモンド, ポール・クルーグマン, リンダ・グラットン, マックス・テグマーク, スティーブン・ピンカー, スコット・ギャロウェイ, and 大野 和基
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要