
「マニュアル」をナメるな!~職場のミスの本当の原因~ (光文社新書)
中田 亨
光文社 / 2019-09
この本について
マニュアルって、作れば作るほど「なんか伝わらないな…」とか「これ誰のためにあるんだろう」と感じる瞬間ありませんか。丁寧に書いたつもりなのに、現場では読まれなかったり、逆に細かすぎて混乱を招いたり。自分でも何度も迷ってきたところです。 この本が効くのは、そんな“マニュアル疲れ”の正体をほどいてくれるところでした。例えば、必要な情報をA4一枚に削ぎ落とすという発想。長さより「読んだ瞬間に動ける」が重要なんだと腑に落ちました。曖昧な言い回しをやめて、一語で言い切る勇気を持つことも、実際に書く場面を思い浮かべるとかなり刺さります。そして「マニュアルなしではできない作業のうち、一番簡単なものだけを書く」という割り切りは、余白をつくることの大切さを教えてくれます。 読んでいて感じたのは、完璧な手順書を目指すのではなく、使う人を最短で解放するという視点に立ち返ることの意味でした。現場でひっそり使われている“虎の巻”を正式化するという提案も、机上の理想論よりずっと現実的です。 マニュアルづくりに時間を取られがちな人、何度直しても「これじゃない感」が消えない人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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