
コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書)
養老 孟司, ユヴァル・ノア・ハラリ, 福岡 伸一, ブレイディみかこ, ジャレド・ダイアモンド, 角幡 唯介, イアン・ブレマー, 磯野 真穂, 伊藤 隆敏, 大澤 真幸, 荻上 チキ, 鎌田 實, 五味 太郎, 斎藤 環, 坂本 龍一, 東畑 開人, 中島 岳志, 藤原 辰史, 藻谷 浩介, 山本 太郎, 柚木 麻子, and 横尾 忠則
株式会社朝日新聞出版 / 2020-08-11
この本について
コロナ以降の数年って、世界のニュースを見るたびに「何が正しいのか」「どこまで自分ごととして考えればいいのか」みたいな宙ぶらりんが続いている気がします。国同士が対立したり協力したり、専門家の声が急に重く響いたり、遠い国の問題が自分の生活にじわっと入り込んできたり。あの混乱をうまく言語化できずに置きっぱなしにしている人は多いはずです。 この本は、その未整理の感覚に少し輪郭をつけてくれます。ひとつは、ハラリの「憎しみより連帯を」という語りのように、個人ではどうにもならない大きな問題の中で、人がどこで判断し、どうふるまうかを丁寧に扱っているところ。もうひとつは、ブレイディみかこや福岡伸一らの視点が、分断やロジック偏重では拾いきれない“生活者としての実感”に寄り添ってくれるところ。国境封鎖と協力が同時に起こる、対立と協調が同居する、そんな揺れをそのまま受け止めてくれます。 「正しさ」よりも「どう捉えれば前に進めるのか」を探している人に向いている本です。混乱のただ中にいた自分の姿が少し整理され、社会の動きを他人事ではなく理解できるようになる。神棚に置くような本ではないけれど、考え続けたい人の横で静かに灯りになってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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