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Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち

Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち

青柳 貴哉

累計読者数4
平均ハイライト数 24.3件/人
star総合評価 69/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、「この人は何を考えているんだろう」と分からなくなる瞬間ってありますよね。距離を縮めたいわけでもないのに、相手の気持ちが読めないと不安になる。踏み込みすぎてもいけないし、放っておくとそれはそれで後味が悪い。僕自身、日常でそんなモヤモヤを抱えることが多いです。 この本を読んで印象に残ったのは、著者が取材相手の言動の奥にある理由を掘り下げようとしながらも、常に「分からなさ」と向き合っている姿でした。たとえば、無表情のまま気持ちが伝わってこない若者を前に感じる不安や、助けたい気持ちと限界のあいだで揺れる瞬間。あるいは、「帰りたいと思える家がない」一方で「帰ってくる場所はある」と信じている親とのすれ違い。こういう“見えないところにある裂け目”を丁寧に追っていて、読んでいて自分の身近な関係にも重ねざるを得ませんでした。 読んでいくうちに、Z世代のネオホームレスというテーマを越えて、「距離感の迷子」みたいな感覚が僕らの世代にも広がっているのだと気づかされます。気持ちを丸呑みするしかない場面、逆に踏み込んではいけないと直感で分かる瞬間。そういう揺れの正体を、著者自身の迷いや弱さも含めて描いてくれるので、自分の人付き合いの感度が少しだけ変わる感覚がありました。 誰かとの距離がうまくつかめないまま大人になってしまった気がしている人には、特に静かに刺さると思います。

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