
「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える (ちくまプリマー新書)
石田光規
累計読者数5
平均ハイライト数 8.2件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
人と距離を取りたい日もあるのに、放っておかれると不安になる。誰かの選択を尊重したいはずなのに、「人それぞれ」で会話が終わってしまうと、どこか物足りない。このあたりのモヤモヤって、言語化しづらいわりに、生活のいろんな場面で顔を出すんですよね。僕自身、関わりすぎても疲れるし、離れすぎても心細い、その中間でずっと揺れています。 この本は、その揺らぎを「今の社会でなぜそうなるのか」まで丁寧にたどってくれます。たとえば、関係が自由に選べるようになった一方で、選ぶ側・選ばれる側に見えない差が生まれていること。あるいは、気楽さを確保しながらも、関係を続けるには感情の“手入れ”を続けなければならないという現実。そして「人それぞれ」という言葉が、優しさと同時に対話を閉じる作用も持っていること。どれも、自分の実感と静かに噛み合う感覚がありました。 読み終えてすぐ劇的に何かが変わるタイプの本ではないのですが、人との距離の取り方に悩んだとき、背景のほうをそっと照らしてくれる感じがあります。表面的な“コミュ力論”に疲れた人や、「一人がラク」と「つながりたい」の間で揺れる人には、とくに刺さると思います。
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出版社による紹介
他人と深い関係を築けない―相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。
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