
御社の特許戦略がダメな理由 9割の日本企業が、特許を取っても利益に結びつけていない 中経出版
長谷川曉司
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この本について
特許の話って、どうしても「守り」の印象が強いですよね。特許庁に出しておけば安心とか、件数が多いほど強い会社に見えるとか。でも現場にいると、数はあるのに事業には全然つながらない…というモヤモヤ、意外とよく聞きます。そもそも自社の特許が何のためにあるのか、自分でも説明しにくいこともあります。 この本が刺さるのは、その“なんとなく”の特許運用を一度立ち止まって見直せるところです。特に強いのは、特許戦略を「攻め」として扱っている点で、出願件数ではなく事業にどう利益を返すかという視点に引き戻してくれるところ。実施許諾や他社牽制も、偶然ではなく継続的に再現できる行動として設計できるのか、という問いがかなり刺さります。また、いい特許を生むには、個人の努力より企業側の仕組みや考え方が整っているかどうかが決定的だ、と言い切ってくれるのも現場目線でありがたいところでした。 特許部門や研究開発にいて、「うちの特許、結局どう生きてるんだろう」と感じたことがある人には特に響きます。守りで積み上げていたはずの特許を、どうやって事業の“攻め”に変えていけるのか。自分の会社に当てはめて考えたくなる一冊です。
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