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賃労働と資本/賃金・価格・利潤 (光文社古典新訳文庫)

賃労働と資本/賃金・価格・利潤 (光文社古典新訳文庫)

マルクス、森田 成也

光文社 / 2014-04-20

累計読者数3
平均ハイライト数 62.3件/人
推定読了時間 約8時間14分
star総合評価 74/100
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この本について

仕事をしていると、自分の時間やスキルの価値をどう捉えればいいのか、ふと分からなくなる瞬間があります。頑張っているつもりなのに賃金は伸びにくいし、役割が単純化するほど「誰でもできる仕事」に近づいていく感じがして、不安だけが増える。そういうモヤモヤを抱えたまま働き続けるのって、なかなかしんどいですよね。 マルクスの『賃労働と資本/賃金・価格・利潤』は、いまの自分の働き方に即答をくれる本ではありません。ただ、「なぜこういう構造になっているのか」を一段深いところから説明してくれるので、目の前の不安の輪郭がはっきりしていきます。例えば、労働が商品として扱われることの特殊さや、分業が進むほど賃金が下がりやすい理由、資本の増大と雇用の関係など、普段は見えにくい前提が整理されていきます。読むほどに、自分が悪いわけではなく、構造そのものがそう動くようにできているのだと少し落ち着けるところがありました。 とはいえ、ただ現実の厳しさを突きつけて終わる本ではありません。労働者が団結していった歴史や、社会の関係そのものが時代とともに変化するという視点は、いまの働き方も固定されたものではないと示してくれます。「じゃあ、いま自分は何を選べるのか」を考えるきっかけには十分になります。 働く意味や賃金への違和感を一度立ち止まって整理したい人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「賃金とは何か」「資本とは何か」「利潤とは何か」。この根源的な問いに答えるべく、古典派経済学と格闘しつつ独自の経済学を確立していったマルクスの基本文献を収録。付録(「賃金」草稿と「代議員への指針」)と詳細な解説を元に、『資本論』読解への第一歩を踏みだす。『資本論』入門シリーズ第1弾!
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