ヨムナビ
東京の自然史 (講談社学術文庫)

東京の自然史 (講談社学術文庫)

貝塚爽平

紀伊國屋書店 / 2026-01-16

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

ふだん東京で暮らしていると、どこか「この街って本当はどんな場所なんだろう」と薄くモヤモヤすることがあります。災害のニュースを見るたびに地盤のことが気になったり、郊外の林を歩いていても、そこに昔からあった自然の姿が想像しにくかったり。自分が立っている土地の背景がつかめないまま過ごしている感覚って、案外あると思うんです。 『東京の自然史』を読むと、そのモヤモヤが少し輪郭を持ちはじめます。たとえば、高潮や洪水、大地震に伴う大火災が「いつ起きてもおかしくない条件の上に街が成り立っている」という指摘を読むと、怖がらせるためではなく、東京がどういう積み重ねでできたのかが地続きで見えてきます。また、今は都市化で見えづらいですが、武蔵野が本来はシイやカシの照葉樹林だったという話は、通勤路の木々を眺めるときの目線をそっと変えてくれます。土地の成り立ちや自然の記憶を知ることで、ふだんの生活が少しだけ立体的になる感じがあります。 都市の便利さに身を置きつつ、「ここはどこから来て、どこへ向かう街なんだろう」と思う瞬間がある人には、とても静かに刺さる本だと思います。自分の暮らしている場所を、いまの風景だけでなく、その奥行きごと受け止めたいときにちょうどいい一冊でした。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

地形や地質を知ることが災害対策には有用だ。貝塚爽平『東京の自然史』を今日の視点で実践知につなげ、東京の新たな見方を提示。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要