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いま東京と東京論を問い直す ―首都機能から考える21世紀日本― PLANETS SELECTION for Kindle

いま東京と東京論を問い直す ―首都機能から考える21世紀日本― PLANETS SELECTION for Kindle

門脇耕三、中川大地、速水健朗、藤村龍至、宇野常寛

累計読者数5
平均ハイライト数 29.4件/人
star総合評価 69/100
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この本について

東京に住んでいても、「この街のどこに自分は根ざしているのか」がよくわからなくなる瞬間があります。駅直結の巨大施設ばかりが増えていく一方で、昔ながらの通りの空気は薄れていく。じゃあ文化やコミュニティって、いまどこにあるんだろう……。そんな感覚を抱えたまま日々を過ごしている人、多いと思います。 この本は、そのモヤモヤを無理に“解消”するというより、別の角度からゆっくりほどいてくれる感じがあります。たとえば「文化は地理とセット」という前提が、インターネットの登場で大きく変わったという議論。新宿や中央線沿線の物語が通用しなくなっているのは、自分たちが怠けたからではなく、都市の前提そのものが変わったからなんだ、と気づかされます。また、駅前の大バコ開発ばかりが目立つ時代に見えて、実は小学校や公民館のような “徒歩圏の公共性” が次の地理性の核になりうるという視点も、生活者として実感を伴います。さらに、鉄道が支配する“昼の東京”とは別に、車や道路が描く“夜の東京”が静かに立ち上がっているという話は、自分の移動の癖を見直すきっかけにもなりました。 都市を語る本って専門的すぎたり、逆に謎の夢物語になったりしがちですが、ここでの対話は「いま目の前にある東京」を丁寧に言語化してくれるので、読み終わったあとに自分の暮らす区や駅が少し違って見えてきます。東京での行動範囲がなんとなく固定化している人や、「街との距離感」がつかめずにいる人にはとても刺さると思います。

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