
非学歴エリート
安井元康
飛鳥新社 / 2014-06-04
この本について
仕事に向き合うとき、「これって本当に自分のためになってるのか」「周りに合わせて生きてるだけなんじゃないか」と、どこかモヤモヤする瞬間があると思います。頑張りたい気持ちはあるのに、エンジンがかかったり止まったりを繰り返してしまう。自分ごととして仕事を捉えきれないあの感じ、けっこうしんどいですよね。 『非学歴エリート』は、そこで立ち止まったときに視点をくるっと変えてくれる本でした。印象的なのは、「努力できる環境は自分で整えられる」という考え方。会社から与えられた仕事でも、自分の成長とつなげてしまえば、同じ作業がまったく違う意味を持ち始めるんですよね。組織の歯車になるのではなく、組織を自分の成長の土台として使い倒すという発想は、読みながら背筋が伸びました。 もうひとつ刺さったのは、「その時期に一点集中で走る」という考え方。ワークライフバランスを無理に日次で整えようとすると、どちらも中途半端になる…という指摘は、実感としてよく分かりました。仕事に振り切る時期と、生活に重心を置く時期を分けて考えることで、自分のリソースの使い方がずっとクリアになります。 そして全体を通して一貫しているのが、「主語を自分に戻す」という姿勢。他人や会社に合わせて動くと迷走しやすいけれど、「どんな自分でいたいのか」さえ決まれば、余計な選択肢に振り回されなくなる。本書はその“芯”をつくるきっかけをくれる一冊だと思います。 こんな人に刺さる本です。周りではなく、自分基準で働けるようになりたいけれど、どこから手をつけたらいいか分からない人。
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