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方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

デカルト and 谷川 多佳子

角川学芸出版 / 2011-04

累計読者数38
平均ハイライト数 6.9件/人
推定読了時間 約1時間46分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

なんとなく毎日忙しくしているのに、「本当に前に進めているのか分からない」と感じる瞬間ってありますよね。やることはいくらでもあるのに、判断がぶれたり、考えるほど混乱してしまったり。自分でも気づかないうちに、速く走ろうとするあまり道を外しているのかもしれません。 『方法序説』を読んでいて刺さったのは、デカルトが示す姿勢が、思った以上に“現実的な生き方の指針”として成立していることでした。たとえば「疑わしいことは一度分解して、小さく考える」という発想は、仕事のタスク処理にもそのまま使えますし、「一度決めたら、確実な意見と同じくらい一貫して動く」という態度は、迷いのループを断つ助けになります。また「欲望のほうを調整する」という第三の格率は、環境を全部変えようとしなくても、自分の気持ちの扱い方次第で日々の手触りが変わるという、ちょっとした救いにもなります。 結局のところ、速さより“まっすぐさ”が効いてくる場面は多いんだろうなと感じました。判断がぶれがちな人、頭ではいろいろ分かっているのに足が止まりやすい人には、とくにじわじわ効く本だと思います。デカルトの名前から想像するよりずっと地に足がついていて、「どう生きるか」を自分なりに整えたいときに手元に置いておける一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

哲学史上もっとも有名な命題「我思う、ゆえに我あり」を導いた近代哲学の父デカルトの名著を新装・復刊。人間に役立つ知識を得たいと願ったデカルトが、懐疑主義に到達する経緯を綴る、読み応え充分の思想的自叙伝。
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