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分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか (講談社現代新書)

分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか (講談社現代新書)

三中信宏

講談社 / 2009-09-20

累計読者数5
平均ハイライト数 22件/人
推定読了時間 約4時間41分
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

日常の中で、目の前の出来事をつい「本質」で説明したくなる瞬間ってありませんか。人の性格を血液型で語ってしまったり、仕事のトラブルを一言のラベルで片づけてしまったり。自分でも薄々「あれ、雑に分けすぎかも」と感じつつ、でもそうしないと世界が整理できない気がして落ち着かない。この本を読んでいて、あのモヤモヤの正体は案外、僕たちの“分類したい心”にあるんだなと気づかされました。 面白いのは、分類が“ただの整理術”じゃなくて、見えない全体を想像したり、仮説をつくったりする生存戦略として根付いているという指摘です。たとえば、表面的な似ているところでまとめる“ヨコの発想”と、背後に隠れた歴史をつなぐ“タテの発想”は、どちらが正しいという話ではなく、世界を見るときに僕らが無意識に行き来している二つの視点なんだと分かってくる。仕事で情報をまとめる時も、人間関係を理解しようとする時も、「いま自分はどっちの視点で見てるんだろう」と一歩引いて考えられるようになりました。 とくに、名前をつけるだけで“ないものがあることになる”という話や、曖昧な境界を無理やり線引きしたくなる心理は、日々の判断にそのまま重なります。分類という行為が、外の世界ではなく、自分の心のクセを映しているとわかるだけで、世界の見え方が少しゆるくなる本です。物事をすぐ白黒つけたくなる人に刺さります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生物の「種」って何? それは実在するか? 生物分類学の歴史は2000年に及ぶ。その知的格闘を平易に跡づけ、「種」をめぐる最も素朴で根本的な疑問を考える。前作『系統樹思考の世界』と対をなす怪著! (講談社現代新書)
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