ヨムナビ
基礎から学ぶ認知心理学――人間の認識の不思議 有斐閣ストゥディア

基礎から学ぶ認知心理学――人間の認識の不思議 有斐閣ストゥディア

服部雅史、小島治幸、北神慎司

有斐閣 / 20250927

累計読者数38
平均ハイライト数 33.6件/人
star総合評価 81/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 58%

この本について

日常の中で「なんで人ってこんなふうに感じるんだろう」と立ち止まる瞬間、けっこうありませんか。相手の反応が読めなかったり、自分の判断がブレたり、説明しづらい違和感だけが残ったり。そういう時って、自分の性格の問題にしてしまいがちですが、この本を読むと、そもそも私たちの“感じ方そのもの”がかなり独特な仕組みで動いているんだと気づかされます。 たとえば、赤い環境では注意が高まって青い環境では創造性が上がるという話や、同じ重さでも荷物の大きさで軽く感じたり重く感じたりする錯覚。あるいは、図形にラベルをつけられるだけで、あとから事実よりも「そう見えたはず」と記憶がねじれる現象。こうした細かな例が積み重なると、私たちは物理的な世界を“正確に”見ているわけではなく、状況や過去の経験から推定しながら世界をつくっている、という実感がじわじわ湧いてきます。これは仕事の判断にもコミュニケーションにもそのまま響く感覚で、相手との食い違いを「性格の問題」にしなくなるのが、この本の一番の効き目です。 さらに、テーマを先に与えられただけで理解度も記憶も倍近く変わるという話は、会議資料や説明の作り方にも直結します。自分の知識がむしろ邪魔をする確証バイアスや、言葉にならない深部感覚の話などもあり、「なぜ自分はこう判断したのか」を言語化しやすくなる一冊でした。 自分や他人の“認知の癖”に振り回されている気がする人に刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

認知心理学の定番入門書を10年ぶりに改訂。ディープラーニングや大規模言語モデルを用いた生成AI時代の研究手法について解説に踏み込み,そこから導かれる新たな研究領域の可能性も示す。「再現性危機」問題にも向き合った,現代認知心理学の必携書。

目次

第1章 「誤り」から見る認知心理学 第2章 感じる──感覚 第3章 捉える──知覚 第4章 覚える──記憶の基礎 第5章 忘れる──記憶の展開 第6章 わかる──知識の成り立ち 第7章 考える──問題解決と推論 第8章 決める──判断と意思決定 第9章 気づかない──潜在認知 第10章 認知心理学の歩み
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要