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ことばと思考 (岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)

今井 むつみ

筑摩書房 / 20200330

累計読者数21
平均ハイライト数 12.1件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 36%

この本について

ふだん仕事をしていると、「自分はちゃんと見えているつもりなのに、なぜか人と話がずれる」とか、「同じものを見ているはずなのに決め方が変わる」というモヤモヤってありませんか。僕もよくあります。結局、見えている世界そのものより、ことばの切り分け方に思考が引っ張られているだけなのかもしれません。 『ことばと思考』を読んで驚いたのは、人はことばを持つことで世界を精密に捉えられるようになる一方で、ことばのカテゴリーに合わせて現実を“歪めて”しまうこともある、という点でした。例えば色の境界が言語によって少しずつズレていたり、「左」「右」を持たない言語では空間の捉え方そのものが違っていたり。こういう話を読むと、自分が当たり前だと思っている認識って案外あやふやなんだな、と肩の力が抜けます。 もうひとつ刺さったのは、熟達者ほど“見ないものを決めている”という指摘です。必要な情報にだけ注意を向けることで、思考はクリアになる。これは言語の仕組みともよく似ていて、普段どんな分類で世界を切っているかが、そのまま思考のクセになっていくのだと感じました。 自分の「見えている世界」がどれくらいことばに左右されているのか、一度立ち止まって確かめたい人に向いている本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

たくさん単語を暗記してもことば力は育たない。ことばの意味を自分で考えて覚えれば、ことば力、思考力、学力もアップ。その仕組みと方法をわかりやすく伝える。
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