
系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに (講談社現代新書)
三中信宏
講談社 / 2006-07-20
累計読者数4
平均ハイライト数 23.8件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 58/100
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この本について
仕事でも日常でも、目の前の情報をどう整理していいか分からなくなる瞬間ってあります。似たようなアイデアが乱立して収拾がつかなかったり、分野ごとの「壁」に惑わされて動けなくなったり。自分もよくそこで止まってしまいます。 この本が面白いのは、「系統樹」という一見専門的な道具を、ものごとの見え方を整える視点として差し出してくれるところです。たとえば、分類は絶対ではなく“どの基準で切るか”によって変わるという話は、そのまま企画や思考整理に使えますし、同じデータでも根の置き方でまったく違う解釈になるという指摘は、前提の置き方ひとつで議論が変わる日常の場面とかなり重なるなと感じました。さらに、最適解らしく見えるものも、データが増えれば劣後していた案が復活することがある、という視点は、判断を急ぎすぎていた自分には少し救いになります。 学問の壁が幻想にすぎないという話も、分野をまたいで発想を拾いにいくことへの後押しになりました。系統樹思考は、生物学の話にとどまらず、新しい考えを掘り当てるときの“たどり方”を静かに教えてくれる本だと思います。 こんな人に刺さるはずです。前に進みたいのに、情報やアイデアの整理でいつもつまずいてしまう人。
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出版社による紹介
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