
方法序説ほか (中公クラシックス)
デカルト, 野田又夫, 井上庄七, 水野和久, and 神野慧一郎
累計読者数5
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この本について
仕事でも日常でも、判断しなきゃいけない場面が続くと、「自分はちゃんと考えられているのか?」みたいな不安がじわっと出てきませんか。とりあえず周りの意見や慣習に合わせているだけなんじゃないか、とか。僕も同じで、一度そう思い始めると、どこから整理すればいいのか分からなくなる時があります。 デカルトの『方法序説』を読むと、そのモヤモヤを一気に片づけてくれる、というより“並べ替えてくれる”感じがあります。たとえば「疑えるものはいったん全部脇に置く」という姿勢や、問題を細かく分けて順番に扱うという考え方は、抽象論ではなく、実際に目の前の課題に向き合う時にすぐ応用できます。また、私たちが何を確かなものとして扱ってしまいがちなのか──習慣や先例に支えられた“思い込み”の正体が、妙にリアルに見えてくるのもこの本の効きどころです。 さらに、極端を避けて穏健な判断を選ぶ、という姿勢も個人的には救われました。正しさを一気に取りに行くより、少しずつズレを減らす方が現実的なんだと気づけるので、判断のプレッシャーが少し軽くなります。「私は考える、ゆえに私はある」という一節だけが有名ですが、その前後にある“考え方の整え方”こそ、じわっと効いてきます。 迷ったときに、自分の頭で順序をつけたい人に刺さる一冊です。
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