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ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)

ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)

アリストテレス, 渡辺 邦夫, and 立花 幸司

NHK出版 / 2015-12-20

累計読者数34
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約10時間16分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

仕事でも生活でも「分かってるけど動けない」「言われたことを聞いてるだけで、結局何も変わっていない気がする」というモヤモヤってありますよね。知識は増えているのに、実感のある変化に結びつかないあの感じです。抜粋を見ていると、この本に惹かれた方はまさにそのギャップに敏感なんだと思います。「医者の言うことを聞くだけで行動していない患者」という一言にドキッとするのも、その証拠だと思いました。 『ニコマコス倫理学』は古典ですが、読み始めると意外なほど“実生活に落とし込む前提”で書かれています。たとえば「幸福は一瞬の感情ではなく、人生を通して行為として積みあげていくもの」という視点は、目先の成果や気分に振り回されがちな自分を一度フラットに戻してくれます。また「副次的なものが本来の仕事を上回らないように」という言葉は、日々のタスクに追われて本当に大事なことがぼやけた時の軸として効きます。そして「真理のためなら馴染みある考えも捨てていい」という姿勢は、思い込みに縛られて動けなくなる時のブレーキを外してくれる感覚があります。 古代の本とはいえ、読者自身の経験を通して理解する前提で書かれているので、難解さよりも手触りのある“問い”が残ります。行為に迷いがちな人ほど静かに効いてくる本です。こんな人に刺さると思います――知識よりも、自分の行動の質を見直したい人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

自分のまっとうな努力で得た徳のみが人の真の価値と真の幸福の両方をきめる。そして徳の持続的な活動がなければ人は幸福ではない、と考えたアリストテレス。上巻では幸福とは何かを定義し、勇気と節制、正義、また気前の良さ、志の高さなど、人柄の徳について考察する。
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