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方法序説 哲学文庫

方法序説 哲学文庫

デカルト、今泉三良

累計読者数6
平均ハイライト数 7.5件/人
推定読了時間 約5時間41分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも生活でも、判断に迷う場面って多いですよね。情報は増えるのに、どれが本当に自分の根拠になるのか分からなくなる。気づけば、なんとなくの習慣とか、周りの空気に引っぱられて決めていた…そんなときに立ち止まるきっかけとして読まれているのが『方法序説』なんだろうなと、保存されていた抜粋を見て思いました。 この本が効いてくるのは、まず「自分が何を信じて判断しているのか」を一枚ずつはがしていけるところです。夢か現実かさえ疑うレベルまでいったデカルトが、それでも最後に「考えている私は存在する」とだけは残したように、曖昧な感覚や習慣をいったん脇に置いて、確かめ直せる土台をつくってくれます。さらに、問題を細かく分けて考えるとか、確実でない意見でも一度選んだらブレすぎないようにするとか、日々の判断にそのまま使える方法が意外と実用的なんですよね。森で迷った旅人のたとえなんかは、優柔不断な自分には特に刺さりました。 そしてもう一つ大きいのは、他人の価値観や社会の習慣を「当然の正しさ」として受け取らない姿勢です。別の文化では正しいとされていることが、自分には異様に見える場合もある。だからこそ、自分の理性という水準器に一度当て直す。これは変化の多い今こそ必要な態度だと思います。 自分の判断の軸がぐらつきやすいな、と感じている人にはけっこう響く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「私は考える、ゆえに私はある」―近代以降のすべての哲学は、「考える主体」を導き出すこの言葉から始まった。これは、すべての人間が理性を有することを前提として、近代精神の確立を宣言するものである。かくして、本書は、世界でもっとも読まれている哲学古典の一つとなった。だが、若きデカルトが、すべてを疑うという地点から発して、精神と神の存在を証するまでには、緻密な思索を重ねる必要があった。その思索はどのようなものだったのか。本文庫版では、原文完訳に加え、正確な理解ができるような、完全な解説と注を付す。
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