
分析哲学入門 (講談社選書メチエ)
八木沢敬
講談社 / 2013-02-12
累計読者数5
平均ハイライト数 25件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも日常でも、判断に自信が持てない時ってありますよね。自分の考えにどれくらい「根拠」があるのか、そもそも何をもって“知った”と言えるのか。そのあたりが曖昧なまま走り続けている感覚に、僕自身ずっとモヤモヤしていました。 『分析哲学入門』を読んで面白いのは、こうした悩みをいきなり解決するのではなく、「判断」「真理」「根拠」「偶然の混じり方」みたいな、普段ぼんやり触っている概念をひとつずつ分解していくところです。たとえば、誤りがあってもそれが“些細”なら知識として許容される、という話は、日常の意思決定にもそのまま引き寄せられます。完璧じゃなくても前に進める理由が、感覚的ではなく論理的に説明されていく感じです。また、可能性や必然性といった「真理の様相」の扱いを読むと、自分が無意識に“絶対そうだ”と決めつけていた部分がいかに多かったかに気づかされます。 さらに、存在を信じる基準を「説明に必要だから」と整理するところは、仕事で情報を取捨選択するときの視点にもつながりました。何を前提に置くかで、世界の見え方が変わるという当たり前の事実を、丁寧に拾い上げてくれます。 考えることが好きなのに、考えれば考えるほど足元がぐらつくタイプの人に刺さる本だと思います。哲学というより、“いまの判断はどこまで信用できるのか”をいっしょに確かめるための道具箱に近い感触でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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出版社による紹介
世界の現代哲学の主潮流をなす分析哲学の、決定版入門シリーズ、登場! フレーゲ、ラッセルからクリプキー、クワインにいたる現代哲学のスターたちの議論をふまえつつ、おもしろく、かつ深く、分析哲学的な思考を展開。論理的に厳密に考えること、真に哲学的に考えることの魅力にあふれた、おすすめの一冊。(講談社選書メチエ)
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