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コミュニケーションは、要らない (幻冬舎新書)

コミュニケーションは、要らない (幻冬舎新書)

押井守

幻冬舎 / 2012-03-28

累計読者数4
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約1時間40分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

仕事でもプライベートでも、話し合っているつもりなのに「本音に触れられていない感じ」が続くときってありますよね。表向きはうまくやれているのに、肝心なところだけ避けてしまう。自分でも理由がわからないまま、気づけば関係がじわっと停滞していく。僕もその曖昧さにいつも振り回されていて、どう向き合えばいいのか悩んでいました。 押井守さんの『コミュニケーションは、要らない』は、その曖昧さの正体をかなりラジカルな角度から突きつけてきます。日本では「現状維持のための会話」と「ぶつかっても前に進むための議論」が混ざり合ったまま扱われていること。本音を言わない、見ないふりをするという空気が、社会全体で習慣のようになっていること。それを言い当てられると、身近な会議や家庭でのすれ違いまで説明がつく感じがしました。SNSで誰かと繋がっているように見えても、そこには内実がないという指摘も、日常のモヤモヤに思い当たりすぎて少し苦笑いしました。 この本は相当大胆な意見も多いので、そのまま鵜呑みにするというより、「自分はどこまで本音で向き合えているのか」を測る物差しとして読むのがちょうどいいと思います。表面的な優しさや同調に疲れている人、あるいは議論がうまく噛み合わない理由を知りたい人には、刺さるところが多いはずです。僕自身も、誰かと話すときにどちらのコミュニケーションをやろうとしているのか、前より意識できるようになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ただ気分を吐き出すためだけの言葉をネット上に書き散らし、真偽の不確かな情報に右往左往し、目的もなく自分のフォロワーを増やそうとする。そんなものは、コミュニケーションではない。高度成長期以降、日本人は「現状維持」のために協調性ばかり重んじて、本質的な問題について真剣に「議論」することを避け続けてきた。そのツケが今、原発問題を筆頭とする社会のひずみとして表面化しているのだ。我々はなぜ人と繋がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。世界が認める巨匠が初めて語る、目から鱗の日本人論。
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