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凡人として生きるということ

凡人として生きるということ

押井守

幻冬舎

累計読者数4
平均ハイライト数 13.8件/人
推定読了時間 約1時間40分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

忙しさをごまかすみたいに予定を詰め込んでみても、ふとした瞬間に「これって本当に自分で選んでるのかな」と立ち止まることがあります。やりたいことがあるような、ないような。自由に生きたいと言いながら、実際には何も動けていない気がする。そんなモヤモヤを抱えたまま日々が過ぎていくと、余計に“自分の輪郭”がぼやけていく感じがします。 押井守『凡人として生きるということ』は、その停滞に正面から触れてきます。押井さんは「自由=状態」ではなく、「自由=行為」と捉えるんですが、これが思っていたより刺さります。自由に見えるかどうかではなく、何をどれだけ“自在にできるか”。その視点に立つと、今まで「選んでいるつもり」で実は何も選んでいなかったことがはっきりしてくるんです。そしてもう一つ響いたのは、「自分は平凡である」と気づくところからしか始まらないという話。これが不思議と、劣等感を刺激するというより、荷物が少し軽くなる方向に働きます。 さらにこの本では、他人と関わることの「面倒くささ」と「豊かさ」の両方を、逃げずに語ってくれます。距離を置けば自由になれる気がしていたけれど、本当の不自由はむしろ“誰の人生とも接続しないこと”なのかもしれない。そう思えると、人との関わり方に少し余裕が出てきます。 自分の基準で選べるようになりたい人、そして「自由に生きたい」と言いながら何から始めていいか分からないまま止まってしまっている人には、かなり静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世の中は95%の凡人と5%の支配層で構成されている。が、5%のために世の中はあるわけではない。平凡な人々の日々の営みが社会であり経済なのだ。しかし、その社会には支配層が流す「若さこそ価値がある」「友情は無欲なものだ」といったさまざまな“嘘”が“常識”としてまかり通っている。嘘を見抜けるかどうかで僕たちは自由な凡人にも不自由な凡人にもなる。自由で平凡な人生が最も幸福で刺激的だと知る、押井哲学の真髄。
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