
1日で学び直す哲学~常識を打ち破る思考力をつける~ (光文社新書)
甲田 純生
光文社 / 201308
累計読者数18
平均ハイライト数 14.3件/人
star総合評価 58/100
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この本について
仕事でも日常でも、「物事をちゃんと考えているはずなのに、どこか浅い気がする」ときがあります。自分なりに判断しているつもりなのに、その判断の土台がどこにあるのか分からなくなる瞬間があるんですよね。僕もよくそこで足が止まります。 この本は、そんな“思考の足場”を作り直すときにかなり役に立ちました。たとえば、アリストテレスが生き物の観察から哲学を組み立てた話は、考えることが頭の中だけで完結しないという当たり前を思い出させてくれます。デカルトの「すべてを疑う」姿勢に触れると、普段の思考がどれだけ前提に寄りかかっているかに気づきます。そして、プラトンのイデア論やカントの“コペルニクス的転回”をたどると、「認識ってそもそもどう成り立っているのか」を自分の生活レベルに引き寄せられるようになります。 難しい哲学用語を覚える本というより、「自分が世界をどう見ているか」をいったん解体して、また組み直すための道具がそろっている感じです。常識が揺れる場面もあるけれど、そこを通り抜けると、同じ景色を別の角度から見られるようになる。そういう体験が欲しい人に向いています。 考えることに少し行き詰まりを感じている人、自分の“認識のクセ”を見直したい人には、静かに効く一冊だと思います。
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