
ご冗談でしょう,ファインマンさん 下 (岩波現代文庫)
R.P.ファインマン、大貫 昌子
累計読者数4
平均ハイライト数 2.8件/人
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 54%
この本について
仕事でも日常でも、専門家の言うことを前にすると「自分で考えた方がいいのか、それとも素直に従うべきなのか…」と揺れることが多いと思います。考えたい気持ちはあるのに、自信が持てず、結局どちらつかずになるあの感じです。僕も同じで、経験を積んでも迷う場面はなくなりません。 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』の下巻は、そんな迷いに対して妙に肩の力が抜けるような視点をくれます。たとえば、彼が「専門家の言うことは自分で計算するまで信用しない」と語る場面は、一見大胆に聞こえるけれど、実際は“自分の頭で確認するしか落ち着かない”という、ごく人間的な態度なんですよね。あるいは、美術館でのエピソードでは、科学と芸術の分断を嘆きながらも、どちらにも共通する“背後のしくみを知るよろこび”を淡々と語っていて、知ることの楽しさを思い出させてくれます。そして、酒やLSDを避けた理由に「この脳みそを壊したくないから」と言うくだりは、彼が自分の好奇心をどう扱ってきたのかの生々しさがあって、とても好きです。 この本が効いてくるのは、「考えるって本当はこんなに自由でよかったんだ」と思い出したい人です。何かを学ぶときの姿勢や、他人の言葉との距離の取り方について、すぐ実践できるほど単純ではないけれど、確実にじわっと効く一冊だと思います。こんがらがった頭をいったんフラットに戻したいときに、そっと手に取るとちょうどいい本です。
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出版社による紹介
面白エピソード満載の本書。しかし、惑わされてはいけない。魔術師的天才と呼ばれたファインマンを疑いながら読め。
読んだ内容を、もう忘れない。
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