
日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)
山本 七平
KADOKAWA
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推定読了時間 約3時間56分
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この本について
仕事でも組織でも、「なんでこんなに現場と上の話が噛み合わないんだろう…」と感じる場面ってありますよね。自分でも薄々気づいているのに、誰もそれを言語化できないまま、惰性で動いてしまう。あの違和感の正体に、しっかり向き合わざるを得なくなるのが、この『日本はなぜ敗れるのか』でした。 読んでいて刺さるのは、当時の日本軍を遠い歴史としてではなく、「現代の組織で起きていること」と重ねざるをえない点です。例えば、根拠より“自信”が優先される空気の怖さや、現場の知識が活用されず「量」として扱われる感じ、そして相手を相手として見られなくなった瞬間に議論が崩壊していく構造。このあたりが、自分の身の回りの風景とつながってしまう。読んでいてどこか苦くなるけれど、そのぶん視界がクリアになります。 もう一つ大きかったのは、「人間は環境次第で簡単に狂う弱い存在」という前提に立たされることです。だからこそ、組織や社会の“秩序の作り方”を直視しないと、気づけば自分も同じ流れに飲まれるかもしれない。この意識を持てるだけで、日々の判断が少し変わります。 「今いる組織の“おかしさ”を、歴史から相対化して見たい人」には、とても静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
マネー、外交、政治……このままでは日本は再び敗れる! 戦時中フィリピンで生死を彷徨い捕虜となった評論家・山本七平。戦後三十年、かつての敗因と同じ行動パターンが社会の隅々まで覆っていることを危惧した筆者が、戦争体験を踏まえ冷徹な眼差しで書き綴った日本人への処方箋。北朝鮮の核保有など、国際的緊張の中に放り込まれた日本が生き残るために知らなければならないこと。執筆三十年後にして初めて書籍化された、日本人論の決定版。
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