
日本人とは何か。(上巻)神話の世界から近代まで、その行動原理を探る (PHP文庫)
山本 七平
PHP研究所 / 1992-01-01
累計読者数18
平均ハイライト数 23.9件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 44%
この本について
最近、「日本ってどう成り立ってきたんだろう」と思う瞬間が増えてきました。歴史の授業で習った枠組みのままだと、いまの社会の複雑さを説明しきれない感じがして、どこか手がかりを探している…そんなモヤモヤです。 山本七平『日本人とは何か。(上巻)』は、その穴を静かに埋めてくれる本でした。読者の方が保存していた抜粋を見ると、刺さっているのは「日本の制度や感覚が、実は偶然ではなく、かなり長い積み重ねの上にある」というところのように思います。例えば、律令制をそのまま受け入れられなかった理由や、日本語を守るために漢字を“手なずけた”という苦闘、さらには多数決で式目を作り上げた武士の姿。今の自分たちの行動原理が、遠い昔の“選択の積層”でできていると実感できます。 読んでいて一番効いたのは、「日本だけが特別なのではなく、世界の他地域と似た動きも共有している」という視点でした。マグナ・カルタと貞永式目がほぼ同時期だったり、女性の権利が思われているほど弱くなかったり。どれも“思い込みの地図”を書き換えてくれる感覚に近いです。歴史を知るというより、自分の思考の土台がどう作られたのかを確かめる読書でした。 自分の立ち位置を問い直したい人、ものごとの背景を知ってようやく落ち着けるタイプの人には、とくに刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
日本は有史以来、さまざまな国の文化や制度の影響を受けてきたが、その導入にあたっては単なる模倣に終始せず、一つ一つ日本に合った独自の形に同化・発展させてきた。上巻では、古代から中世の歴史の中にその検証を試みる。即ち、かな文字や律令制、鎌倉仏教、武家政治、一揆などの諸相に日本の独自性を丹念に探り、同時に日本人のアイデンティティをも浮き彫りにしていく。“山本日本学”の集大成といえる渾身の力作。 【PHP研究所】
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








