
別冊NHK100分de名著 集中講義 旧約聖書 「一神教」の根源を見る
加藤 隆
NHK出版 / 2016-01-25
累計読者数15
平均ハイライト数 9.5件/人
推定読了時間 約2時間59分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について
なんとなく「宗教ってよく分からないまま敬遠してるけど、とはいえ人の考え方に大きく影響してるのは知っている…」みたいなモヤモヤを抱えている人、多いと思います。特に旧約聖書あたりになると、神がどう動くのか、なぜ動かないのか、そもそも一神教ってどう成り立ってるのか、ふわっとした理解のまま止まってしまうんですよね。 この本が面白いのは、旧約聖書を“神の物語”としてではなく、“人間の苦労の歴史”として読み解いてくれるところです。神が沈黙している時間の長さ、人が何をしても救われないと考えざるを得なかった背景、そして「民が罪の状態にある」という前提がどれほど強力に世界観を形づくってきたのか。読んでいると、宗教というより「人間がどうやって不条理と向き合ってきたか」の記録として見えてくる瞬間があります。 日本的な「神を祭り上げて距離を置く」感覚と、一神教の「神を選ぶ/選べない」の違いを丁寧に噛み砕いてくれるので、自分が無意識に持っていた宗教観の前提に気づかされる人もいると思います。「物事の成り立ちを知ることで、世界の見え方を少し整えたい人」に刺さる本です。
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出版社による紹介
ユダヤ教・キリスト教の正典であり、イスラム教の啓典にも含まれる、一神教宗教の根幹をなす『旧約聖書』。そこには「民が罪の状態にあるから、神は恩恵を与えない」という独特な世界観があった。二千年以上の時を経て、いまなお終わることのない宗教対立、そのルーツと謎に迫る。
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