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キリスト教でたどるアメリカ史 (角川ソフィア文庫)

キリスト教でたどるアメリカ史 (角川ソフィア文庫)

森本 あんり

KADOKAWA / 2019-11-21

累計読者数13
平均ハイライト数 25.4件/人
推定読了時間 約3時間16分
star総合評価 66/100
menu_book精読型
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この本について

最近、アメリカのニュースを見ていて「宗教と政治の関係って、なんでこうなるんだろう」とモヤっとすることが多くて、歴史をたどらないともうわからないな…と思って読んだのがこの本でした。宗教史というと専門的に聞こえますが、読んでみるとむしろ「いまのアメリカを理解するための地図」みたいな感覚に近かったです。 個人的に効いたのは、まず宗教がビジネスや政治と結びついていく具体的な場面が描かれているところです。たとえばホイットフィールドとフランクリンの関係は、説教が印刷物として売れ、巡回予定が広告になるという、現代の宗教マーケティングの原型そのもの。数字や教派の広がり方も細かく出てくるので、単なる理念ではなく「現場で何が起きていたか」がつかめます。 もう一つは、信仰復興運動がいつも時代の不安と結びついているという視点です。田舎から都市に出て孤独を抱えた人々が大衆となって漂流する時代にリバイバルが盛り上がる、という描写は、現代の分断やポピュリズムと地続きに見えてきます。宗教を理解するというより、人が不安なとき何に寄りかかるのかを考えさせられました。 アメリカに対して「どうしてこうなるの?」という違和感が積み重なっている人に刺さる本だと思います。専門用語に頼らず、具体的な人と出来事で歴史がつながっていくので、読んでいて視界がすっと晴れる感じがありました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

合衆国の理念を形作ってきたキリスト教。アメリカ大陸の「発見」から現代の反知性主義に至るまで、宗教国家・アメリカの歩みを通覧する一冊。神学研究のトップランナーが記す、新しいアメリカ史。
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