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ボーン・コレクター 上 (文春文庫)

ボーン・コレクター 上 (文春文庫)

ジェフリー・ディーヴァー and 池田 真紀子

文藝春秋 / 2003-05-10

累計読者数9
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約4時間19分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、目の前の情報をどうつかめばいいのか迷うことが多いなと思います。焦って判断すると、大事なポイントほど見落としがちで、後から「なんで気づけなかったんだろう」と自分を責めてしまう。そんなモヤモヤにハマっているときに、『ボーン・コレクター』の抜粋を読んでいて妙に心が落ち着く瞬間がありました。 ADAPTの手順を思い出せずに戸惑う場面や、現場鑑識は二人組が一番効率が良いという地味な知見、湿気で証拠がダメになるから袋を変えるといった細かな判断の積み重ね。派手なアクションではなく、こういう具体的な「どう動くか」が物語の中で丁寧に描かれていて、読んでいるこちらも自然と、情報を扱うときの視野の広げ方を学んでいる感覚になります。ライムやサックスが一瞬立ち止まり、状況の意味を拾い直す姿は、焦るほど世界が雑に見えてしまう自分への小さなリマインドにもなるんですよね。 特に、他人を見る目は自分の状態に左右される、というあの一節。これは捜査とは関係ないはずなのに、日々のコミュニケーションの曇りをそのまま突かれたようで、思わず深呼吸しました。事件の緊張感の中で、こういう人間の微妙な揺れ方まで描かれるのが、この作品の温度だと思います。 細部をていねいに拾う感覚を取り戻したい人には、特に刺さるはずです。物語として楽しめるだけじゃなく、自分の観察の癖まで静かに整えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた……女はどこに!? NY市警は、科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが……。ハンデをも武器にする、ニューヒーローが大活躍の傑作ジェットコースターミステリ。シリーズ第1弾!
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