
アクロイド殺し (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー and 羽田 詩津子
早川書房 / 2003-12
累計読者数16
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約8時間54分
star総合評価 66/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 47%
この本について
仕事でも日常でも、状況を正しくつかめていない気がして、あとから「見えていなかっただけか…」と落ち込むことがけっこうあります。やるべきことは少ないのに、判断だけが重たい。そんなときに『アクロイド殺し』を読み返すと、物事の捉え方が少し整う感じがあるんです。 この物語には、細かい時間のずれや、ほんの一瞬のためらい、誰かの視線の揺らぎのような“些細に見える情報”が何度も出てきます。読者の方が抜き出していた場面も、ほとんどがそういう断片でしたよね。後から「あ、あれって意味あったのか」と気づかされる体験が続くので、日常の観察力が勝手に研がれていく感覚があります。ポアロの言う「真実は醜悪でも興味深い」という姿勢も、物事を綺麗にまとめようとしすぎる自分には刺さりました。事実を事実として受け止めてみるだけで、判断の負荷が軽くなることってあります。 読み終えると、誰かの言動を決めつけで見ないとか、場を離れる前に「やり残しはないか」を一度だけ丁寧に確認するとか、ちょっとした行動に変化が出ます。大げさな啓発ではなく、ただ“観察する目”を取り戻したい人には合うと思います。 こんな人に刺さる本です。視点が曇っている気がするけれど、無理にポジティブになりたいわけでもない人。
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出版社による紹介
名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな波紋を投じた名作。
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