
マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
小川 孔輔
東洋経済新報社 / 2015-02-12
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推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 66/100
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この本について
仕事で「方針がコロコロ変わる」「短期の数字だけ追わされる」といったモヤモヤを抱えていると、現場では説明できない違和感だけが積み上がっていきます。自分の判断が間違っているのか、それとも組織の構造に原因があるのか、判断がつかなくなる瞬間があると思います。 この本は、まさにその正体を外側から照らしてくれました。日本マクドナルドが直営からFCへ急転換した背景や、米国本社と現場のねじれ、短期的な施策がじわじわブランドを削っていく過程が、とても生々しく描かれています。たとえば店舗密度が少し下がっただけで顧客が離れていく「逆ドミナント効果」や、急な戦略転換でFC・本部・従業員の信頼が壊れていく様子は、どの業界でも起きうる話として読むことができます。数字は良く見えるのに、現場の空気が悪くなる時期がある理由が腑に落ちる感じです。 読んでいて一番刺さったのは、「短期の戦術」と「中長期の課題」のズレが放置されると、組織は静かに疲弊していくという事実でした。経営批判の本というより、組織がどこから崩れ始めるのかを冷静に観察するための道具に近いです。自分の仕事の現場で感じていた小さな違和感を、構造として言語化してくれるところに救われました。 組織の歪みを“現場のせい”で片づけられてしまいがちな環境にいる人ほど、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
外食産業の雄・マクドナルドは永遠か? それとも賞味期限切れ寸前か? 十年追いかけてきたマーケティング業界の第一人者が徹底分析する。
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