
組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために (ちくま新書)
沼上幹
累計読者数81
平均ハイライト数 28.3件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 75/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%
この本について
仕事をしていると、「現場はルールだらけで身動きが取れない」「ミドルは例外処理で手一杯」「トップは細かい火消しに引っ張られる」みたいな歪みを、どこかで感じることがあります。自分の会社だけの問題なのか、それとも組織ってそもそもこういう構造を抱えやすいのか。そんなモヤモヤを抱えたまま働いている人は多いと思います。 この本は、そうした“なんとなくの違和感”を、組織の構造から丁寧に説明してくれます。官僚制が悪者扱いされがちな理由と、本来持っている機能の両面を見せてくれるので、単に批判するのでも礼賛するのでもなく、現実的な向き合い方が見えてきます。例えば、現場・ミドル・トップで役割が完全に分離すると組織が弱る理由や、長期雇用が前提の日本企業で評価が甘くなりやすい背景など、普段「しょうがない」と思っていたことに構造的な説明がついていく感覚があります。 読み進めるうちに、自分の部署で起きている小さな詰まりや、判断が遅れる原因が、個々人の能力ではなく設計そのものにあるケースを冷静に見つめ直せるようになります。特に、現場のルーチン処理力が上がるだけでミドルやトップの思考の余白が生まれるという指摘は、目の前の改善ポイントを見つけやすくしてくれました。 組織の動きがなぜこうなるのか、一度構造の目で理解したい人に刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
バブル期には絶賛された日本的経営も、いまや全否定の対象とすらなる。だが大切なのは、日本型組織の本質を維持しつつ、腐った組織に堕さないよう、自ら主体的に思考し実践していくことだ。本書は、流行りのカタカナ組織論とは一線を画し、至極常識的な論理をひとつずつ積み上げて、組織設計をめぐる多くの誤解を解き明かす。また、決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈・ルールの複雑怪奇化等の問題を切り口に、組織の腐り方を分析し対処する指針を示す。自ら考え、自ら担うための組織戦略入門。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要






