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灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)

十文字青 and 白井鋭利

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 83%

この本について

仕事でも人間関係でも、「頭では分かってるのに動けない」「理屈では正しいのに気持ちがついてこない」という場面、けっこうありませんか。自分の中で答えを出そうとしても、結局は同じところをぐるぐる回ってしまう。そんな時にふと手が止まるのは、まさに読者の方が保存したような一文でした。「人生はさ。理屈じゃないんだよ」。分かってるようで、意外と言われたい言葉なんですよね。 『灰と幻想のグリムガル level.5』は、異世界ファンタジーという枠にいながら、登場人物の迷いや不器用さが生々しい作品です。ハルヒロが必死にもがきながら仲間と離れまいとする場面は、そのまま「自分の弱さをどう抱えて進むか」というテーマに重なってきます。理屈で整理しようとしてもうまくいかない時、この作品が投げかけてくるのは、もっと素朴で、でも現実的な視点です。人はそんなに強くないし、割り切れないし、だからこそ関係にしがみついてしまうこともある。でも、それを否定せずに物語が進んでいくところが、この巻のいちばんの効きどころだと思います。 特に刺さるのは、「正しさ」より「本音」に引っ張られてしまう自分を責めがちな人です。何かを選ぶとき、計算よりも気持ちが勝ってしまう瞬間を、弱点ではなく“生きている証拠”として描いてくれる。読んでいて、肩の力がすこし抜けるんですよね。 理屈で前に進めなくなった時、気持ちから歩き出すしかない。そんな当たり前を、押しつけずに思い出させてくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。前回...たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。
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