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灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)

十文字青 and 白井鋭利

オーバーラップ / 2018-06-25

累計読者数4
平均ハイライト数 1.5件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 90%

この本について

最近、「自分の気持ちをうまく言葉にできないまま動いてしまう時って、みんなあるよな…」とよく思います。頭では整理したいのに、現場に立つと判断がぶれる。距離をとるべきか踏み込むべきか、それさえ曖昧になる。たぶん、あの抜粋を保存した読者も、同じように“よく見えないものに向かって進む感覚”に反応したんじゃないでしょうか。細道の先に何がいるのかも分からないまま歩く、そんな心の揺れに近い描写が、この巻にはけっこう濃く出ています。 『灰と幻想のグリムガル level.13』は、派手なバトルよりも、登場人物が「自分の気持ちをどう扱うか」に割いた時間の方が印象に残る巻でした。聞けばいいのに聞けないとか、近くにいるのに距離があるとか、そういう微妙な関係の温度が丁寧に描かれています。読んでいると、答えが出ないまま進むことも、実は悪いことじゃないのかもと少し思えます。登場人物が手探りで前に進む姿に、自分もいま抱えている迷いをそのまま持っていていいんだと感じる人は多いはずです。 この本が効いてくるのは、感情が追いつかないまま状況に押されて動いている時です。相手の気持ちが分からない、説明もされない、でも歩くしかない。そんな場面を日常で抱えている人には、物語を通して自分の立ち位置を静かに確認できる感覚があると思います。特に、「人との距離感でよく迷うタイプ」の人には、登場人物の揺れがそのまま自分ごとに重ねられるはずです。 派手な解決策が見つかるわけじゃないけれど、曖昧さの中でどう立っていられるかを、そっと教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「もっと強くなりたいって、思っててなあ!」 パーティを離れる決意をしたユメを残し、海賊の島を去ったハルヒロたちは、自由都市ヴェーレへ。怪しげな貿易商人ケジマンの隊商を護衛しがてら、未だ遠いオルタナを目指すことに。旅は意外と順調。と思った矢先、数々の伝説に彩られた『レスリーキャンプ』……かもしれない巨大なテントに遭遇する。運命の悪戯か、その中へと足を踏み入れてしまい――!? 「ハルヒロ。……ようこそパラノへ」 雨合羽をまとった謎の人物に誘われ、他界パラノでの摩訶不思議な冒険が始まる!!
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