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灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)

十文字青、白井鋭利

オーバーラップ / 2016-08

累計読者数4
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約5時間1分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも人間関係でも、「理屈では分かってるのに動けない」「正しい判断をしてるはずなのに、なぜか人がついてこない」という場面ってありますよね。自分でも説明できないモヤモヤが積み重なって、気づくと慎重になりすぎたり、逆に気持ちをごまかしたまま走ってしまったり。頭で考えることと、心のどこかでうっすら感じていることの差に、振り回される日ってあると思います。 グリムガルの第9巻には、その“差”に向き合うキャラたちの姿がけっこうストレートに描かれていて、読んでいて他人事に感じられませんでした。たとえば「理性だけじゃリーダーは務まらない」という言葉は、単なる名言じゃなくて、実際に判断を迷う瞬間のリアルさと一緒に出てくるから刺さるんですよね。思ったことを思った瞬間に言わないと二度と出てこなくなる、という場面も、現実の私たちが日々スルーしてしまっている小さな感情の揺れを思い出させてくれます。誰かに支えてもらうだけじゃなく、自分が支えられる側になりたいという葛藤や、タフさの裏にある辛抱も含めて、人が決断する時の重さを静かに突いてくる感じです。 大げさな答えをくれる本ではないですが、迷ったままでも前に進まないといけないとき、「とりあえず今日の自分をもう少しだけ肯定してみるか」という温度に戻してくれます。キャラクターたちの選択が、自分にも起きうる選択の延長線上に感じられるので、物語を読んでいるはずが、いつのまにか自分の明日の態度のことを考えていたりします。 自分の中の理性と本音のズレに気づいている人に、特にしっくりくる巻だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷な撤退戦。パーティのみんなの安否がわからないまま、ハルヒロたちは自分たちにとってパーティの仲間が、どんな存在だったかを再認識していく。失いそうになってはじめて知るそれを、ハルヒロたちは本当に失ってしまうのか、それとも―。霧深き千の峡谷で、“孤独”という敵と相まみえる時、灰の中から生まれし冒険譚は新たな一幕を紡ぎはじめる。

目次

ここにいる今、遥か遠くへ
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