
ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)
高橋源一郎
株式会社朝日新聞出版 / 2015-05-13
累計読者数6
平均ハイライト数 16.7件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
政治や社会の話になると、どこか距離を置きたくなる瞬間ってありませんか。自分が何を感じているのかはぼんやりあるのに、意見を持つほどの自信もないし、かといって無関心でいるのも落ち着かない。僕もずっとこの揺れの中にいます。 『ぼくらの民主主義なんだぜ』は、その曖昧な揺れを「考えてもいい場所」に戻してくれる本でした。たとえば、アイヒマンの話を通して示される「考えないこと」そのものの危うさや、動物や子ども、まだ生まれていない人たちの声を想像する視点は、日常の選択の足元をそっと広げてくれます。また、学生たちが見せた「通らなかった意見にもありがとうと言える関係」の描写には、民主主義が仕組み以上の“学びの場”でもあることに気づかされました。 読みながら、社会の問題に強い主張を持つ必要はなくて、ただ他者の痛みや未来の誰かの存在を思い浮かべるだけで、参加の仕方はいろいろあるんだと少し楽になれます。正しさより、まず想像力。そんな姿勢を取り戻したい人に刺さる一冊だと思います。 政治が苦手でも、世界の動きに置いていかれたくない。その気持ちがあるなら、この本は静かに寄り添ってくれます。
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出版社による紹介
日本人に民主主義はムリなのか? 絶望しないための48か条。 「論壇時評」はくしくも3月11日の東日本大震災直後からはじまり、震災と原発はこの国の民主主義に潜んでいる重大な欠陥を炙り出した。若者の就活、ヘイトスピーチ、特定秘密保護法、従軍慰安婦、表現の自由……さまざまな問題を取り上げながら、課題の解決に必要な柔らかい思考の根がとらえる、みんなで作る「ぼくらの民主主義」のためのエッセイ48。 大きな声より小さな声に耳をすませた、著者の前人未到の傑作。 2011年4月から2015年3月まで、朝日新聞に大好評連載された「論壇時評」に加筆して新書化。
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