
名門外資系アナリストが実践している為替のルール
村田 雅志
東洋経済新報社 / 2015-08-07
この本について
為替のニュースを追っていると、「今の相場って何が効いているんだっけ…?」と途中で迷子になることが多いですよね。テーマがころころ変わるし、専門家の意見もバラバラ。結局どこを見ればいいのか分からなくなるあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本が助けになるのは、“為替を動かす材料の見方がシンプルになる”ところです。たとえば、市場があるテーマに盛り上がってからせいぜい3〜6カ月しか持たないという視点は、ニュースに振り回されていた自分にはかなり刺さりました。「今の話題、そろそろ寿命かも」と思えるだけで、次に備える余裕が生まれます。さらに、膨大な情報の中から何を拾うべきかを「需給」という軸で判断できるようになるのも大きいです。通貨を動かすのは結局、誰が・どれだけ・どのタイミングで買う(売る)か。その前提に戻るだけで、為替の見通しが急に現実的になります。 また、実需が1割、残り9割が投機という前提を踏まえると、相場のノイズに無闇に反応しなくてよくなります。専門家のコメントも、自分とは違う立場からの“需給の読み方”として受け取れるようになり、情報の扱い方がずいぶん楽になります。 為替ニュースを追うたびに疲れてしまう人、そして「材料の優先順位がつけられない」と感じている人には、特にフィットすると思います。僕自身、相場を読むというより“相場と距離の取り方”が変わった一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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