
ジェームズ・アレン全一冊
ジェームズ・アレン、稲田 クリスティーナ 幸子、平松洋
KADOKAWA / 2015-09-25
この本について
最近、感情に振り回されて疲れてしまうとか、やるべきことがあるのに気持ちが追いつかないまま一日が終わっていく、そんな感覚を抱えている人って多い気がします。僕自身、忙しさをごまかしに使ってしまって、心がザワついたまま動いている日がよくあります。 ジェームズ・アレンの言葉は、そのザワつきをいきなり消してくれるわけではないけれど、「どこから立て直せばいいのか」を静かに示してくれます。例えば、怒りや不安に持っていかれそうなときほど、揺るがない主義に立ち返ること。派手な行動ではなく、日々の小さな務めを丁寧にやること。そして、自分の望みを通す前に、まず心の扱い方を整えること。どれも地味ですが、実際にやると精神のノイズが少しずつ減っていきます。 読んでいて感じたのは、「自己コントロール」といっても根性ではなく、エネルギーの使い方を学ぶことなんだという視点です。怒りに使った力は忍耐としては積み上がらない、という話は、仕事でも人間関係でもそのまま当てはまります。逆に、やるべき務めにちゃんと取り組めた日のほうが、不思議と気持ちが軽い。そんな小さな実感を積み重ねることが、結果的に自分の運命のハンドルを握ることにつながる、という読後感でした。 自分の内側を整えたいけれど、何から始めていいかわからない人にとって、かなりリアルに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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