
ビジネスマンの必須教養 「宗教」を学ぶ 週刊ダイヤモンド 特集BOOKS
深澤 献、森川 潤、脇田 まや、嶺 竜一、週刊ダイヤモンド編集部
この本について
国や歴史の話って、知っておいた方がいいとは思うのに、ニュースを見ても「背景が分からないまま雰囲気だけ追っている感じ」が抜けないことがあります。特に宗教が絡む話題は、言葉だけ知っていても、なぜそう動くのかが腹落ちしないまま終わってしまう。仕事で海外と関わるときも、相手の価値観の“根っこ”がつかめず、どこか手探りになることが多いんですよね。 この本を読んでみて、個人的に効いたのは「宗教ごとの時間の感覚」「民衆が動く条件」「アメリカや中国の行動原理」の三つが、一気につながったことです。たとえば、円環的な時間を生きる農耕社会と、テロスに向かう直線的な時間を持つプロテスタント圏。その違いが、年末年始の習慣から、人生の目標設定の仕方、さらには国家の政策まで地続きで説明されていく。表面的な“宗教の豆知識”ではなく、行動のパターンが見えてくる感覚があります。 また、イスラム過激派がなぜ一定の支持を集めるのか、アメリカがなぜユダヤ教的な発想と親和性があるのか、中国がなぜキリスト教の広がりを恐れるのか。ニュースで断片的に見ていた事柄が、「そういう構造なら動き方が変わらないのも当然だよな」と静かに整理されていくのが助かりました。背景が見えると、国際情勢を追うときのストレスがかなり減ります。 目の前の社会の動きが“謎のまま”になりがちな人、そして仕事で海外との距離感にモヤつく人には特に刺さると思います。自分もまだ悩み続けてますが、少なくとも世界の読み方がひとつ増えた実感がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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