ヨムナビ
〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫)

〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫)

原武史

累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
star総合評価 37/100
boltライト読書型

この本について

仕事でも日常でも、「自分が信じている前提って、そもそもどこから来たんだろう」と立ち止まることがあります。歴史や制度に関する話題になると、用語だけが独り歩きして、背景を知らないまま判断してしまうあのモヤモヤです。特に日本の宗教や国家観の話は、知っているようで実は細部を追えていないまま語ってしまいがちでした。 この本を読んで感じたのは、「知っているつもり」の土台をいったん解体してくれるところです。たとえば、読者の方が保存していた“本文を重視するのか、一書を重視するのか”という記述は、明治期の宗教政策が、思想そのものよりも“誰がどういう立場で語ったのか”に強く影響されていたことを示している部分です。さらに、復古神道の中でも平田派ではなく津和野派が実は主要ポストを占めていた、という地味だけど無視できない事実が出てくると、「歴史って、表の物語だけでは全然足りないんだな」と気づかされます。こういう陰に隠れた流れを拾うことで、いまの制度や価値観を少し違った角度から見られるようになる感覚がありました。 大げさに世界観が変わる、というより、日常の判断や対話のときに「背景の複雑さを思い出せるようになる」一冊です。表に出ない人々の動きが、日本という仕組みのどこに影響しているのかを追いたい人に刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

原武史の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要