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[決定版] 世界の[宗教と戦争]講座 (徳間文庫)

[決定版] 世界の[宗教と戦争]講座 (徳間文庫)

井沢元彦

累計読者数3
平均ハイライト数 15.7件/人
star総合評価 50/100
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この本について

宗教や歴史の話って、どこか「知っておいた方がいい」と思いながら、実際は断片的な知識しかなくてモヤモヤしたまま…という人、多いと思います。僕もまさにそうで、日本の宗教観や価値観がどこから来たのか、説明できそうでできない場面がよくありました。 この本を読んで意外だったのは、僕たちが「日本らしさ」だと思っている感覚の多くが、けっこう具体的な制度や歴史の偶然で形づくられているという指摘です。例えば、話し合い至上主義のルーツが聖徳太子の思想にあって、それが後の法や組織にも連綿と影響していること。あるいは、檀家制度が宗教観だけでなく、人間関係や地域の空気までつくってしまったという話。どれも知識として知る以上に、自分の生活に直結している感じがして、読みながら「ああ、だからか」と何度も腑に落ちました。 もう一つ印象に残ったのは、宗派ごとに“前提となる世界観”が全然違うという点。禅と浄土宗が真逆の発想だったり、日蓮の預言者的なスタンスがその後の宗教運動に影響していったり。歴史を理解するというより、自分が無意識に背負っている価値観の“地層”を見せられるような感覚でした。 歴史の答え合わせをしたい人よりも、「自分の感じ方の根っこを知りたい人」に向いています。僕自身、説明のつかなかったモヤモヤがいくつか言語化できたので、そういう人にはしっくりくるはずです。

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