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イギリス紳士のユーモア (講談社学術文庫)

イギリス紳士のユーモア (講談社学術文庫)

小林章夫

講談社 / 2003-07

累計読者数3
平均ハイライト数 15.7件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 61/100
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この本について

仕事でも日常でも、つい「正しさ」や「効率」で身を固めてしまって、気づけば余裕がなくなっていることってありませんか。人の言動にいちいち反応してしまったり、場をやわらげたいのにうまく言葉が出てこなかったり。自分の中の“ゆとり”の扱い方がよく分からなくなる時期があると思うんです。 この本にあるのは、いわゆる上品なジョーク集ではなくて、愚直な正直さや、笑われることすら受け入れる肩の力の抜け方みたいなものです。強がらず、飾らず、それでも場を壊さないイギリス紳士たちの振る舞いが、歴史や文学の逸話といっしょに淡々と語られていきます。たとえば「火葬した夫を砂時計に入れた」というブラックジョークも、ただの毒ではなく、人間の可笑しさを包み込む視線がある。そういう“突き放さないユーモア”の感覚が、少しずつ身のまわりの空気の読み方を変えてくれます。 読んでいると、自分も完璧に振る舞おうとする必要なんてなかったんだな、と気が緩む瞬間が何度かあります。真面目さとふざけ心が同居していい、笑われる側にまわってもそれで終わりじゃない。そんな価値観に触れることで、他人との距離感や、気まずい場面での立ち回りにも“逃げ道”が増える感じがします。 人間関係に疲れやすい人、皮肉に敏感になりすぎてしまう人、あるいはもう少し気楽に構えたいと思っている人に、静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

山高帽にこうもり傘、優美なマナーとさりげないダンディズム。英国紳士たちの悠揚せまらぬ精神から大英帝国を彩るユーモアが生まれた。当意即妙、光る知性、グロテスクなまでにブラック、自分を笑う余裕。ジョンソン博士、イヴリン・ウォー、チャーチルほか、帝国最上の産物たる紳士の最高のユーモアを味わいつつ、英国流人生哲学の真髄にせまる。
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