
荒野に獣 慟哭す 1 獣化の章 (徳間文庫)
夢枕獏
徳間書店 / 2014-05-15
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約7時間32分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
人と話していて、「ちゃんと伝わっているはず」と思っていたのに、あとから振り返ると全然意図どおりじゃなかった…みたいなこと、けっこうありますよね。自分では普通に話しているつもりなのに、相手からすれば別のものに聞こえていたり、そもそも自分が思っていたほど言葉になっていなかったり。あのズレの正体って何なんだろう、と考え込むことがあります。 『荒野に獣 慟哭す』のこの抜粋が刺さった人は、おそらくその「自分の認識と現実の差」に引っかかっているのだと思います。ビデオ越しに自分のしゃべり方を見て、幼児のようだったと気づく場面は、ちょっとしたホラーに近いのに、どこか身に覚えがある。自分が思っている自分と、外から見える自分。その差を突きつけられる瞬間のざらつきが、この作品には静かに潜んでいます。 物語自体はハードな要素も多いのですが、この「ズレ」を描くことで、登場人物たちの行動や判断が急に身近に感じられるんですよね。極端な状況に置かれたとき、人は何を誤解して、どこで立ち止まって、どう自分を見直すのか。フィクションとして読みつつも、日常のコミュニケーションにそのまま持ち帰れる視点がいくつもあります。自分の見え方に不安を抱えたときの、ちょっとした鏡代わりにもなる気がします。 自分の言葉と本音の距離感に悩む人には、特に刺さる一冊だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
自分は何者であるのか?意識がもどって五日後、御門周平―自分の名を、そう教えられた―は、自らに問いかける。どうやら山中の屋敷に幽閉されているらしい。やがて御門は、謎の獣に遭遇したことをきっかけに超人的な跳躍力を発揮して塀を乗り越え、脱出を果たす。しかしその後も、複数の組織が彼の背後をつけ狙っていた。夢枕獏のスーパー伝奇アクション、待望の初文庫化!
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








