
信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識 (講談社現代新書)
山崎元
講談社 / 2015-12-16
この本について
お金のことって、いざ向き合おうとすると「どこまで自分で判断してよくて、どこから専門家を頼るべきなのか」がほんとに分からなくなります。銀行で相談すれば安心な気もするし、投信も“やっておいた方がいいのかな”と思う。でも手数料や仕組みの話になると一気に霧が濃くなる。僕自身、このモヤモヤをずっと抱えていました。 山崎元さんの『信じていいのか銀行員』は、その霧をいきなり全部晴らすというより、「このポイントだけ押さえれば、ムダな損は避けられるよ」という現実的な視点をくれます。たとえば、銀行と相談すること自体がリスクになるケースがあること。預金が“完全に安全”ではないこと。アクティブ運用の手数料を払う前に、本当にその価値があるのか一度立ち止まったほうがいいこと。どれも聞けば当たり前なのに、日常ではなかなか教えてもらえない話です。 僕が特に助かったのは、「長く投資するほど安心」という思い込みをいったん外して、リスクの性質を冷静に整理してくれたところ。さらに、ドルコスト積立の“何が良いのか”、毎月分配型がなぜ損につながりやすいのかなど、自分の行動にそのまま落とせる説明が多いのもありがたいです。 金融機関の言葉にどこか違和感を覚えつつ、うまく言語化できていない人に刺さると思います。僕と同じように「誰を信じていいのかわからない」状態のまま投資を始めている人ほど、一度読んでおくと扱うお金の量が同じでも心の落ち着き方が変わります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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