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巨悪を許すな! 国税記者の事件簿 (講談社+α文庫)

巨悪を許すな! 国税記者の事件簿 (講談社+α文庫)

田中周紀

講談社 / 2016-01-20

累計読者数3
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約5時間22分
star総合評価 38/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 28%

この本について

最近、ニュースを見ていても「これは本当に公正に扱われてるのか…?」みたいなモヤモヤが残ることが多い気がします。税金の話なんて特に、仕組みが見えづらいから余計に不信感が積もるんですよね。自分が知らないだけで、裏側ではどう動いているのか。本当に悪いことをしている人がちゃんと捕まっているのか。その基準はどこにあるのか。そんな疑問を抱えたまま日々を過ごしている人は多いと思います。 この本は、国税の実務の中でも“表に出にくい領域”を、記者として取材してきた著者が淡々と描いています。読んでいて感じるのは、表面的な「脱税事件」報道のずっと奥にある、大きな力学です。実際には、査察で「脱税」と呼べる案件は金額基準が厳しく、報道の言葉一つにも明確な裏側があること。経営者がメディアに出まくる会社がマークされやすい理由や、決算期のズラし方を利用した“グルグル回し”のリアルな仕組みなんかも、知らないと理解できない世界でした。また、宗教法人の税優遇やキャピタルフライト対策の出国税など、「制度はこうして悪用される」という現実を、目をそらさず書いているのも効きました。 読み終えると、税金の世界が白黒では語れない理由が腹落ちするし、ニュースの解像度も上がります。「なんとなく不公平に感じるけど、どこから疑っていいか分からない」という人には特に刺さると思います。私自身も同じように迷ってきた側ですが、この本はその“もやり”の正体を言語化してくれました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

国税局査察部新人マルサ、新米記者の参考書。銀座のホステス、芸能プロ、ヤリ手経営者に凄腕コンサルタント……脱税に絡む「わるいやつら」の巧妙な手口をベテラン国税記者が徹底的に解き明かす。新米の国税担当記者や国税職員らの入門書、新人のマルサ査察官や特捜検事の参考書として関係者の間で大いに活用されているという伝説の書(著者は東京国税局査察部から講演を依頼された唯一の記者)が、新章を含む大幅加筆。
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