ヨムナビ
許せないという病 (扶桑社BOOKS新書)

許せないという病 (扶桑社BOOKS新書)

片田 珠美

累計読者数3
平均ハイライト数 12.3件/人
star総合評価 37/100
menu_book精読型

この本について

「許さなきゃと思うのに、どうしても無理だな…」という時期ってありますよね。相手が謝るかどうかで自分の気持ちが振り回されてしまったり、怒りが長く残っていて、ふとした瞬間にまたぶり返したり。頭では前に進みたいのに、心がついてこないあの感じです。 この本が面白いのは、「許せない状態」を無理に正そうとせず、その裏にある自尊心の傷や“できるはず”という思い込みまで丁寧にほどいてくれるところなんです。たとえば、怒りの正体を現在の自分が感じているものとしてまず認識すること。あるいは、相手の謝罪を待ち続ける姿勢が、実は自分の回復を相手に委ねてしまっているという指摘。さらに、心の傷が癒えるまで許せないのは自然なことで、かさぶたができるまで時間が必要だという視点もすごく現実的で救われました。 読んでいて、許す・許さないを「相手との関係」だけで判断していた自分に気づかされます。実際には、自分の中の怒りや喪失とどう向き合うかのほうがはるかに大事で、そこをすっ飛ばすからこじれるんだなと。許すことと忘れることを混同しない、距離を置くという選択肢も普通にありだ、という柔らかいスタンスにも助けられます。 誰かへの怒りから抜け出せず、自分でも手に負えなくなっている人に刺さる一冊だと思います。

片田 珠美の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要