
子どもを攻撃せずにはいられない親 (PHP新書)
片田 珠美
PHP研究所 / 2019-07-12
累計読者数8
平均ハイライト数 35.8件/人
推定読了時間 約1時間52分
star総合評価 78/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 55%
この本について
親との距離感がうまくつかめなくて、胸の奥がずっとざわつく時期ってありますよね。言い返せば揉めるし、黙っていれば自分だけが削れていく。しかも相手が親となると、「自分が悪いのかも」と考えてしまいがちで、抜け道が見えなくなる。そんな詰まり方をしている人ほど、この本の言葉が現実に引き戻してくれると思います。 印象的なのは、支配的な親が子どもの自立を敏感に察知し、罪悪感を使って引き戻そうとする構造が淡々と説明されているところです。自分の感情が弱さではなく、関係の歪みによって生まれていると分かると、見え方が少し変わります。また、親が「変わる可能性はほぼない」という現実的な指摘も、残酷だけれど前に進むためには必要な視点でした。無理な期待を手放すことで、やっと自分側の選択肢が見えてくる感じがあります。 この本は、親の言動をただ批判するための本ではなく、「なぜこうなるのか」「自分はどう距離を取ればいいのか」を静かに整理してくれます。子ども側が抱えやすいアンビヴァレンス――愛も憎しみも混ざってしまう状態――を当たり前の人間心理として扱ってくれるのも救いでした。 親との関係をめぐって「もう自分の感覚が信用できない」と感じている人ほど、届く言葉が多いと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
「言うことを聞かないなら、もう何も買ってあげない」などと脅して子どもを思い通りに支配しようとする、「あなたのためを思って言っているのよ」などと言いつつ、実際は子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先しようとしている、子どもを罵倒する、必要なものを与えない、子どもの領域を平気で侵害しようとする、兄弟姉妹で格差をつける、しつけと称して暴力をふるう……。なぜ我が子にそんな仕打ちができるのか。そこには、「子どもは自分のもの」という所有意識、「子どもは自分をよく見せるための付属物」という歪んだ認識や「攻撃者との同一視」という心理メカニズムなどの様々な原因が窺える。非常によくみられる例を一つ挙げると、子どもが「いい学校」「いい会社」に入ることを親が願うのは、子どもの幸福のためだと親は信じている。だが実際は、「自慢したい」という思惑や打算が潜んでいることがしばしばある。しかし親は「自分は正しいことをしている」と思い込んで疑わないのだ。攻撃的な親から身を守るために、そしてあなた自身がこんな親にならないために。精神科医が自身の経験も語りながら解説。 【PHP研究所】
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









