
子どもの脳を傷つける親たち NHK出版新書
友田 明美
NHK出版 / 2017-08
累計読者数34
平均ハイライト数 12.9件/人
推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 59/100
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この本について
子どもと向き合っていると、「これって叱りすぎなんじゃないか」「でも放っておくのも違うよな」と、ちょうどいい距離感がわからなくなることがあります。自分の言葉や態度が、子どもの中でどんなふうに受け取られているのかを考え出すと、不安のほうが大きくなる日もあります。 この本は、そのモヤモヤを“感情論ではなく事実”で受け止めさせてくれました。たとえば、親の言葉が脳の聴覚野にまで影響するという研究を読むと、「ちょっとした口調くらいで…」と思ってきた自分の感覚がひっくり返されます。また、怒りに任せた否定ではなく、行動そのものにフォーカスして伝えるだけで、子どもは学び方がまったく変わることも、具体的なシーンつきで描かれていて腹落ちします。さらに、褒め方や言葉の返し方のような、ごく日常のやりとりが愛着の土台を作っていくという視点は、読んだその日から試せるものでした。 「子どもをどう育てるべきか」というより、「自分の関わり方の癖を客観的に見たい人」に刺さる本だと思います。子どものためというより、自分の曖昧な不安を言語化したいときに、静かに助けになってくれる一冊でした。
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出版社による紹介
マルトリートメント(不適切な養育)が子どもの脳を“物理的”に傷つけ、学習欲の低下や非行、うつや統合失調症などの病を引き起こすことが明らかになった。脳研究に取り組む小児精神科医が、科学的見地から子どもの脳を解明し、傷つきから守る方途と、健全なこころの発達に不可欠である愛着形成の重要性を説く。
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