
精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法
益田 裕介
KADOKAWA / 2023-02-02
累計読者数7
平均ハイライト数 20.9件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%
この本について
親との関係って、いまさらどう扱えばいいのか分からなくなる瞬間がありますよね。思い返すとモヤッとするのに、じゃあ何をどう変えればいいのかは見えないまま。自分の感じ方が正しいのかさえ分からなくて、ただ疲れてしまう。僕もずっとそこで足踏みしてきたタイプです。 この本が手助けになると感じたのは、「いま自分や親に起きていたこと」をもう少し客観的に見られるようになるところでした。うつの経過やカサンドラ状態の説明など、感情論ではなく“現象としての親子関係”を扱ってくれるので、過去を責める方向ではなく、まず状況を整理する余白が生まれます。そして、親像が少し変わると、自分の捉え方にも微調整が起きて、「ずっと自分が悪かったんだ」と決めつけていた部分にやっと風が通る感じがしました。 もう一つありがたかったのは、変わることの難しさを淡々と認めてくれる点です。人は簡単に変われないし、親も同じ。他人を変えようとするのではなく、自分の視点の偏りに気づくことからしか始まらない。その現実を押しつけではなく、診療室の温度感で書いてくれているので、読みながら無理に前向きにならなくていいところが救いでした。 親との距離感がずっと分からないまま大人になった人にほど、静かに効いてくる本だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
親が憎い。親のせいで人生が思ったようにならなかった。違う親のもとに生まれていれば――。 そうして、親を憎むのに疲れてしまった方へ。 本書では、医師が実際に診察室でおこなっている治療の最初のステップを書籍で再現する試みをしています。 治療においては、知識が助けになります。この本では、その知識を提供します。その知識は、親子問題で悩んでいる人はもちろん、治療者を目指す学生の方にも役立つ専門的、網羅的なものです。 具体的には、親子問題の背後にある「親自身の問題」を、医学的・社会的視点から概観します。 親の人物像を紐解く鍵はいくつもありますが、中でも大きなトピックとなるのは、「発達障害」です。 この概念が広く知られて以来、子供の発達障害や、自分自身の発達障害に悩む方向けの本はずいぶん多く出てきました。しかし、「親が発達障害だった場合、親子関係に何が起こるか」についてはまだまだ光が当たっていません。この本での解説を通し、「うちのことだ」という発見をされる読者が一定数いるだろうと思われます。 また、発達障害を抱える人のそばにいることで起こる「カサンドラ症候群」も重要ワードです。 これらの知識は、ある意味、癒やしにもなりえます。親を責めるのでもなく、自分を責めるのでもなく、「こういう現象が起こっていた」と客観的に捉え直すことができるからです。 それで親子問題がスパッと解決、とはいかずとも、「親像」が変わっていくことは大きな変化です。 同時に、「自己像」も変わるでしょう。「自分が悪かった」「ダメな子だった」とひたすら思い込んでいる方にこそ、客観的知識を提供したいと思います。(本書「はじめに」より)
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





