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精神科医の本音 (SB新書)

精神科医の本音 (SB新書)

益田 裕介

SBクリエイティブ / 2022-08-05

累計読者数8
平均ハイライト数 22.4件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 63/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

精神科のことって、実際に関わってみないと分からないことが多くて、自分の感覚とネットの情報が全然つながらない…みたいなモヤモヤ、ありませんか。診断が医師によって変わったり、「うつ病」と「適応障害」の線引きがあいまいだったり、そもそも薬がどれほど効くものなのか分からなかったり。自分や家族の状態を知りたいだけなのに、仕組みが見えなくて不安になる瞬間、けっこうあると思います。 『精神科医の本音』は、そのモヤモヤを“精神科の現場の構造”から説明してくれる本でした。精神疾患は原因が不明なものが多く、患者の訴えに依存せざるを得ないから、診断にブレが生まれやすいこと。完治という言葉を医師がほとんど使わない理由や、うつ病の再発率の高さが、決して「怠け」や「気合い」の問題ではなく脳の病気として説明されること。そして、診療報酬の仕組みが診察時間や薬の処方にどう影響するのかまで語ってくれて、こちら側が感じていた“なぜそうなるのか”が少しずつ整理されていきました。 もう一つよかったのは、「医師は共感しているが、感情に飲まれないようにしている」という話です。医師が冷たく見えるとき、距離を取っていると感じるとき、その裏側にどういう理由があるのかを知れるだけで、診療を受ける側の心の負担がちょっと軽くなる気がします。家族を連れていくべきという提案も、なぜそれが重要なのかが具体的に書かれていて、自分のケースに当てはめて考えやすかったです。 精神科に行くか迷っている人、すでに通っているけれど仕組みが分からなくて不安が残る人には特に刺さると思います。専門家に丸投げするんじゃなくて、「いま自分がどんな場所に立っているのか」を把握したいとき、この本はその地図の一部を埋めてくれる感じがしました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現役精神科医が「精神医療」の実情を明かす 現役精神科医が語る「精神科」の裏側 通院する前に患者が知っておくべき現実を、つまびらかに明かす! 精神疾患を持つ患者数は400万人を超え、急増の一途をたどっている。 精神科・心療内科に通うことは、もはや誰にとっても珍しいことではなくなった。 しかし、「心の病」を扱う精神医療には、ブラックボックスの部分があまりにも多い……。 「なぜ精神科医は5分しか診てくれないのか?」 「なぜ病院を替えたら診断が変わるのか?」 「なぜ処方される薬が変わっていくのか?」 「なぜ通い続けても一向に良くならないのか?」 患者が医者に対して不信感を抱きやすい疑問を徹底解説。 診察中にするべき質問、「名医とヤブ医者」の見分け方から、「薬やカウンセリング」の効果、医療制度の問題まで。 登録者数20万人を超えるYouTubeチャンネル「精神科医がこころの病気を解説するCh」の運営者であり、 開業医である著者が、患者に役立つ情報を真摯に伝える。現役精神科医が語る「精神科」の裏側、 通院する前に患者が知っておくべき現実を、つまびらかに明かす!
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