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「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)

「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)

水島広子

累計読者数11
平均ハイライト数 20.8件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 68/100
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この本について

親との距離感でずっとモヤモヤしてきたけれど、何が原因なのかはよく分からない。自分が気にしすぎなのか、相手の問題なのか、その線引きがずっと曖昧なまま…という人は多いと思います。僕自身、親の機嫌や都合に振り回されてきたタイプなので、「なんでこうなるんだろう」を言語化できずに長いこと悩んでいました。 この本が助かったのは、親の言動を「人格」ではなく「事情」として理解する視点をくれたところです。例えば、ASDやADHDの特性があると、子どもの気持ちを読むことそのものが難しかったり、注意の容量が限界で子どものサインを拾えなかったりする。こちらは「大事にされていない」と受け取っていたことが、実は仕組み的に難しいだけだった、というケースがリアルに描かれています。また、不安定な愛着で育った親が、子どもに愚痴を流し続けて“親友役”にしてしまう、そんな構造も丁寧に説明されていて、過去の出来事が点ではなく線でつながっていく感覚がありました。 特に、「子どもは親を優しく解釈しがちで、そのずれが自分を苦しめる」という指摘は胸に刺さりました。親を責めるためではなく、自分の中の重荷をそっと降ろすための理解なんだと腑に落ちます。 親との関係に理由の分からないしんどさを抱えてきた人、あるいは「自分が悪い」と思い込みがちな人には、静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「あなたのため」なんて大ウソ! 精神科医が「毒親」の抱える医学的事情と対処法を示す画期的解毒剤。
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